大阪文フリ 9月6日
サークル:かたつむり激怒
あの日、ぼくらが歩いた白線の下
新刊:「白線の内側」¥500
①テーマ作品
木村縦雄「地図にない境界」
五三一〇「オモイデパート」
冬島さやか「この電車が駅を出たとき、私はきっと号泣する」
矢野無村「先に立たず」
菅江真弓「バリエーション」
②企画「白線の中の街」
長月琴羽「雲の上はいつも晴れ」
n.n.「禁忌の白 ~あるいは世界の構造について~」
一色麻衣「白線のない街」
巻末付録 ひいろまい「へんせきにっき」
<既刊本>
きのこ(かざぐるま)¥100
マザーグースと遊ぼう(かざぐるま)¥100
花言葉(かざぐるま)¥100
放課後にまつわるエトセトラ(猪5310匹)¥100
鉱物幻想(透明な寂しさ)¥100
大正浪漫(scheme14)¥100
サーカス(scheme14)¥0
カウントダウン(scheme14)¥0
呪文(scheme14)¥0
迷(scheme14)¥0
××依存症(scheme14)¥0
しっぽ(scheme14)¥0
<出店について>
・文学フリマとは?
「自らが<文学>と信じるもの」を自由に販売するフリーマーケット形式のイベントです。詳しくは公式ホームページをごらんください。
どうぶんのOBOGさんが「フリマ本」として例年参加されています。
・フリマ本とは?
どうぶんのOBOGさんが中心となって作成している本です。「きのこ研究者の記録」や「素町高架下商店街」など、毎回愉快な企画を実現しています。どうぶん現役生からの参加も多数あります。詳しくはこちらをごらんください。
<企画詳細>
①テーマ「白線の内側」
白線というのは、人生のあらゆる場面で登場します。
それは信号待ちの安全線であったり、ドッチボールの敵国との境界線であったりと様々です。
それらは、皆さんの共通認識によって意味を持たされ、そこに存在します。電車のプラットホームの黄色い線なども、ただのブロックなのに、妙な安心感や不安感を感じたりします。
そんな白線に注目してみたら、面白い作品がかけるのではないかとおもいました。
②企画「白線の中の街」
道路上に引かれる白線の「中」の街では、どのような営みが行われているのか、という企画です。
白線を蓋、天井と考えて、その下に小さな世界があるイメージです。街と記載していますが、世界観はどのようなものでも構いません。白線の下に宇宙が広がっていたり、人間社会とは異なる文明が築かれていても面白そうです。
<おしらせ>
OMMビル H-25〜26 (2F B・Cホール)で
お待ちしています!
<おしながき>
①テーマ「白線の内側」
木村縦雄「地図にない境界」
何か白黒つけたい時、区別をつけたい時にはご用命を――「世界境界支援機構」
入社して半年が経過したある日、男はこの機構の理念について考えていた。
五三一〇「オモイデパート」
それはきっと、無くしてはいけない思い出だった。
廃墟となったデパートを探索する中での、邂逅と追憶の物語。
冬島さやか「この電車が駅を出たとき、私はきっと号泣する」
ささいな噂から疎遠になってしまった陽子と皐月。
十年後に再会し、帰りの電車で会話をするうちに、誤解が解けていき――。
矢野無村「先に立たず」
大学に入って、バスケットボールはやめてしまった。
コートの白線の内側だけが、本当の自分に出会える場所だった。
菅江真弓「バリエーション」
マジシャン、学生、クラスメイト、教師、棋士……。
何気ない日常の中で流れていく、ささやかな一コマの数々。
②企画「白線の中の街」
長月琴羽「雲の上はいつも晴れ」
駅のホーム、白線の向こう側。まひる、濃い青色の空。
うるさすぎない音量の蝉時雨と、くっきりと浮かんだ七色の虹。
n.n.「禁忌の白 ~あるいは世界の構造について~」
悪夢に悩まされる僕は、夢占いも得意なクラスメイト、マユさんに相談する。
そうして夢を読み解く中で、僕はその夢に隠されたルールに気づく。
一色麻衣「白線のない街」
転校生トガワはこの街に白線がないことを気にしていた。
そんな彼との交流を通じて、「白線のない街」の人々にも変化が起きていく。
巻末付録 ひいろまい「へんせきにっき」
ひょんなことから始まった文学フリマへの挑戦。
これは編集責任者ひいろまいの戦いの記録である…